そして、時代の変化にともない、当時流行のカバンをあつかい、カバンの専門店として会社を設立したのが1957年(昭和32)5月8日、当家八代目藤田吉治のときのことです。
現在私が十代目を引き継いでおります。
余談ではありますが、8代目まで「長兵衛」も代々襲名して引き継いでおりましが、私の祖父がこれを「現代風でない」と廃したそうです。
山形の地方のカバン屋ではございますが、こうやって、歴史を振り返りますと、長きに渡り商売をやってこれたのは、全てまわりのかたのご支援のお陰と、毎日ありがたく思っております。
心よりの感謝の気持ちを込めて
十代目 藤田宏次